朝礼で話したくなる人材育成１分間コラム「ヒトとコトを分ける」

政治家が秘書に
暴力を加えたり、暴言を吐いたり
そんなことがニュースになりました。

仕事の失敗に対して
感情的になってしまった
そんな言い訳を口にしていましたが
飽きれてしまう限りです。

さて、みなさんが
部下の仕事の失敗について
注意をしたり叱ったりする際は
どのように行っているでしょうか。

重要なことは
「ヒトとコトを分ける」
ということです。

例えば、ミスを犯したメンバーを
叱るのであれば

あなたが悪いのはありません。
あなたの行動が悪いんです。

と、前置きした上で
どこをどう変えていけばいいのかを伝えます。

つまり、行動（コト）に言及するのです。

そうすれば、叱られた人は
自分の行動が悪かったのだと気づくことができますし
人格（ヒト）を否定されたわけではないので
素直にそのメッセージを受けることが出来ます。

また、ヒトとコトを分けて考える利点は
他にもあります。

ヒト単にでは褒め言葉には限りがあります。
しかし、コト単位であれば

きれいに掃除ができるようになったね
お客様への言葉に心がこもっていてよかったね
提出物が期限よりも3日も早いなんてスピードが速くて助かるよ

といったように、
褒める所がたくさん出てくるのです。

言われたメンバーにとっても
評価の内容が具体的なので
ヒトを褒められるより
ずっとうれしいのではないでしょうか。

叱るときも褒めるときも
常に「コト」に着目して
コミュニケーションしていけば
部下の動きはずいぶん変わっていくのでは
ないでしょうか。

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