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朝礼で話したくなる人材育成1分間コラム「勝利のチーム」

ラグビーワールドカップ
日本の活躍に感動を覚えた方は
私だけではないかと思います。


さて、さかのぼること2か月前の8月29日
ジョセフヘッドコーチは
31人の最終登録メンバーの発表の際
チームスローガンを発表しました。


「ONE TEAM~FOR JAPAN ALL ATTITUDE~」

このチームスローガンは
代表候補として合宿に参加した
60名余りの選手が31日に絞られ
代表落ちした選手たちもふくめて
全員が一つのチームとして戦う
という思いが込められたのだそうです。


選手たちが主体的に
戦術、作戦を話し合う中で
生まれたとのことです。


キャプテンのリーチ・マイケル選手は

「同じ目標に向かって、ひとりひとりが努力するのが『ワンチーム』です」

と、言っています。


さて、ラグビーでは
「One for all, All for one」という言葉が有名です。

「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という意味で
チームワークの精神を表現する言葉として使われています。


ところが、元ラグビー全日本監督の平尾誠二氏は
「All for one」の「one」は「一人」ではなく
「勝利」を意味すると言っています。

 

つまり、
「一人はみんなのために、みんなは勝利のために」
解釈することが正しいのだそうです。

 

なぜなら、
チーム全員が勝利という目標を共有して
ひとりひとりがチームのために
自分の役割や責任を果たさなければ
勝てないからです。


何のため(=勝利のため)という
明確な目標が重要です。


さらに言うならば、ひとりひとりの役割は
戦術や作戦の中でいく通りもあり
さらに相手がいるわけですので想定外の事態が
いつでも起こりうるわけです。


だからこそ仲間をフォローし
助けていくことが求められるのです。


今回のチームスローガン
「ONE TEAM」の「ONE」を「勝利」とするなばら
「勝利のチーム」ということになります。


ジョセフヘッドコーチは試合直前


誰も勝つとは思っていない。

誰も接戦になるとも思っていない。
誰も僕らが犠牲にしてきたものは分からない。
信じているのは僕らだけ。


という詩を選手たちに送ったそうです。

勝つ為に限界まで鍛えぬいた
フィジカルやスキルによって
勝利を確信できたとき
「ONE TEAM」と言い切れるのです。

 

勝利を決する最後の要諦は
チームのために働いた自分を
そして自分たちを信じる強いメンタルであるということ
ではないでしょうか。

「自分はチームになくてはならない存在と確信すること」

これは自己有用感といってもいいのではないかと思います。

自分の存在を認められ、
自分は誰かの役に立っている存在だと確信できること。
ビジネスで求められていることを
トップアスリートたちから教えられた気がします。

 

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