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朝礼で話したくなる人材育成1分間コラム「新人の頃の話」

私も昔、新入社員の時代がありました。

入社したのは東京の下町の小さな会社。
配属先の支店長は同郷の長野県人でした。

私の後ろの席が支店長の席

仕事に向かう姿勢から酒の飲み方まで
父親のように厳しく温かく教えて下さいました。

当初、まだ学生気分も抜けきらず
真剣に身に付けようと思わないことや
口にはしませんでしたが「そこまでしなくてもよいのでは・・・」
と、思うのこともありました。

仕事にも慣れだしてきた年の瀬
支店長は近所の小料理屋さんに連れて行ってくださいました。

お店に入ると、得体の知れない
不気味なものが大きな口にフックを掛けられて
棚からぶら下がっていました。

「アンコウだよ。鍋にするとうまい」
支店長は、笑いながら注文してくださいました。

初めて見た奇妙な姿のアンコウ
「本当にうまいのか・・・」
食べることをためらう私に支店長は

「人の話は聞くもの、素直に聞くものだ」
と、うまそうにお酒を口に運んでいました。

今、「素直さ」「人の話は聞くもの」は
人として大事なこと、大事な習慣と実感しています。

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