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【コラム】「大事なのは『伝わる』言葉」

BGWで講師をしています。
研修では「言葉は短く、シンプルに」と、先輩講師から教えられます。
そして、「難しい横文字ではなく、誰にでも分かる易しい言葉」、
例えば「コンセンサス」は「合意」というように、自分が格好良い
思うことよりも、相手に伝わることが大事とも教わりました。

有名な書籍『リーダーは話し方が9割(すばる舎)』の中にも、
「優秀なリーダーほど、すごい話ではなく、わかりやすい話をしている」
「難しい言葉を決して使わず、小学5年生に伝えるつもりで話せばいい。」
と記載されています。

これは会社のリーダーや上司はもちろんですが、親としても当てはまります。
メンバーや部下、そして子供が理解できない言葉を使っては、
話が正しく伝わりません。

以前、朝早く会社に出勤する必要があった時、5歳の娘が眠たそうに起きて
見送りをしてくれました。その時、電車の時間が迫っていたこともあり、
「仕事の打ち合わせの準備が忙しいのだよ。」と、早口で理由を説明しました。
しかし、娘は眠いのと、パパと朝一緒に遊べないのと、加えて
「打ち合わせ」の意味がわからないので、とても不機嫌になり、玄関先で
泣きだしてしまいました。

「一緒にお仕事している人と大事なお話をする準備だよ。」と
慌てて言い直しましたが、焼け石に水、泣き止まない娘をママに任せて
駅まで走ることとなりました。
泣いた一番の理由は一緒に遊べないことだったのだと思いますが、
分からない言葉が使われたことで、火に油を注いだのは間違いないでしょう。

「相手の目線にあわせてわかりやすく話す」と理解するのは容易いですが、
実践することの難しさを会社のリーダーや上司、そして親は日々感じて
いるのではないでしょうか?

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