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【コラム】「勇気づけるメッセージ」

私の愛読書、
『アドラー心理学×幸福学でつかむ!幸せに生きる方法(ワニ・プラス)』に
「勇気づけ」と言う素敵な言葉が出てきます。
良い行動を強化し、やる気や元気を引き起こすコミュニケーションスキルです。
実践としては、
アドラー心理学の5つの理論(創造的自己、目的論、主観主義、対人関係論、全体論)
ごとに勇気づけのメッセージの伝え方があります。

中でも私が好きなのは、「対人関係論」からの勇気づけです。
具体的には、「感謝するメッセージ」は誰かのために役に立ったという貢献感を高め、
良い行動が強化されると共に、他者貢献の「思いやり」も育む、
まさに一石二鳥の「勇気づけ」となります。

私は子育てで、二人の娘に感謝する勇気づけを実践しています。
トイレトレーニング中の3歳の次女がパンツを脱いで自分から便座に座ったら、
「〇〇ちゃんが自分からトイレでうんちしようとしてくれたから、
ママもパパもとても助かったよ。ありがとう。」と声をかけます。
また、5歳の長女が妹の飲み物を持ってきてくれたら、
「お姉ちゃんがパパの代わりに持ってきてくれたから本当助かったよ。
妹もすごく喜んでいて、とても嬉しそうだよ。ありがとう。」と伝えています。

親が指示をしたり、「何故、・・・してくれないの?」と出来ていないことを
指摘するよりも断然効果が高いと実感しています。

ただ、この勇気づけを実践するには、2つの大事なポイントがあります。
1つ目は親が忍耐強く、子供たちが自ら行動することを信じること
2つ目は良い行動をとったその瞬間を見逃さないこと。
育児と家事、そして仕事と忙しく時間も余裕もなく、全く出来ない日もありますが、
「感謝を伝える勇気づけ」は、職場でも有効なコミュニケーションでは
ないでしょうか?

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